2016年、日本プロ野球では
開幕から初夏くらいまで
新しく導入された
コリジョン(衝突)ルールを巡って
揉めに揉めている。

すごく簡単に説明します。
去年までは日本プロ野球では
ランナーがホーム生還を狙い走ってきた際、
キャッチャーがボールを持っていたら
普通はタッチアウトとなるのですが
ランナーは”接触”という体の
”体当たり”をすることが出来て
その攻撃によってキャッチャーがボールを落とした場合、
セーフという判定にされてきました。
(暴力行為、ラフプレーがOKだったのです)

しかしこれに全球団のキャッチャーは
何十年と泣かされてきました。
この黙認された体当たりで
大怪我をさせられ長期休養を余儀なくされた
キャッチャーも多くいます。
キャッチャーはチームの要です。
いなくなってはチーム全体がとても困ります。

ということで2016年から
日本プロ野球選手達の要望で
この接触体当たりプレイをしてきた選手は
たとえそのあとキャッチャーがボールを落としても
アウト!という判定にしようということになりました。

これでキャッチャーも安心して
ホームベースを守ることが出来るようになりました。
しかし、今度はキャッチャーが安心のあまり
走ってくるランナーを妨害する懸念がありました。
ランナーは接触するだけでアウトなのですから
キャッチャーはホームベース前で
とうせんぼすれば良いのですから。

そこで、
もし、ホームベースへの生還を狙う
ランナーがいた場合、
そのランナーを走路を塞いだ=とうせんぼしたら
今度はキャッチャーに非があって
その場合はタッチアウトされても
セーフ!の判定にしようということになりました。

このルールが曲者でした。

おかげさまで2016年からは
キャッチャーに体当たり攻撃をするという
選手は全くいなくなりましたが
本塁タッチアウトになった際に
「キャッチャーが走路を塞いだ!」と
ランナー側のチームが抗議すれば
大体がセーフになるという事態になりました。
(審判は一度、アウトの判定をし、
 抗議が入ったらビデオを観て
 「セーフ」の判定にし直すという場面が
 よく観られるようになりました)

あまり詳しく説明すると野球ファン以外は
全く意味がわからなくて退屈するでしょうから
問題の状況場面の説明は割愛しますが(笑)

もうホームではタッチアウトは取れない!
そんな状況でした。
ランナーがホームベースに来て
それがタッチプレイならば自動的にセーフ。
これでは野球というスポーツが大きく変わってしまいます。

しかし、全てが全て適用というわけでもなく
抗議したのにもかかわらず
アウトはアウト!と覆らないパターンもありました。
それは何故覆らないのか審判団の説明もないので
審判団以外の関係者(選手、監督、コーチ、解説者……)
色んな人が頭を悩ませました。

しかし審判の判定は絶対です。
抗議をしてそれが認められない場合は
そこで一旦終わりです。

しかしあまりに納得が行かない場合は
「意見書」というものを試合後
日本野球を管理している大本の団体に提出します。
「ルールがよくわからない」など
書いて抗議をします。

そして2016年7月。
あまりにみんなが混乱するので
シーズン途中にもかかわらず
ルールの見直しを7月下旬から行うと発表しました。

ルールがわかりやすくなるのなら安心ですが
それならば今までのはなんだったんだ?
ということにもなります。




以上が2016年7月までの、
日本プロ野球コリジョンルール騒動です。

僕から言わせて貰いますと、
これは日本プロ野球審判団の
怠慢という他無いと思います。

実はこの衝突禁止ルールは
一足お先にアメリカ野球の
メジャーリーグで導入されていました。
しかし導入1年目の2015年、
なんとやはり日本と同じく大混乱したんだとか。
1年間でコリジョンルールで
ビデオ判定が行われた回数、なんと100回弱。
メジャーは30球団あると考えても
尋常じゃない数です。
今年はルール改正があったということで
グッとコリジョンビデオ判定は少なくなったそうです。
(現時点で10数回。
 このペースだと年間20ちょっとでしょうか。)

日本はアメリカの失敗から学ぶことが出来たハズです。
アメリカで起きた大混乱を審判団が承知してないとしたら
準備不足も良いところです。
お前らもグラウンドでルールはじめて聞いたんかい、と。
2016年の1月から導入されたのですから
いくらでも勉強する時間はあったハズなんです。

今回の大混乱の騒動も審判(本塁球審)の
コリジョンルールによる認識の違い
(どれがセーフでどれがアウトか)
で、混乱が巻き起こっているわけです。
どうして「これはアウトでこれはセーフな」という
開幕前に打ち合わせすら出来てないのでしょうか。

審判の皆様だって野球をやってきたハズです。
捕手への送球が100%完璧に出来る人生を
歩んできたのですか?と問いたい。
ボールなんて簡単に逸れます。

ちょっと考えたら
「これを妨害とみなしてセーフにしちゃったら 
 今までの野球にならなくなるよね」というプレーくらい
わかると思うんですよね。
それは僕だって体当たり攻撃が無くなって
平和になったことには大賛成です。
ですが本塁タッチプレーが
自動的に全部セーフというのは納得がいきません。
しかもたまにアウトはアウト。
何が違うのか、この間セーフとなったプレーと。
その説明を全くしない。
試合中も試合後も。

説明をしないのではなく、出来ないんでしょう。
反論されたらほぼ負けるから。
もう一つ納得がいかないのはそこ。 

審判なんだから
「〇〇だからアウトなの。
 俺の判定に文句つけんな!」くらいの
態度でいなさいよ、と。
ランナーチームの監督が抗議に飛び出てきて
何をすぐにビデオを観に引っ込んでんだ、と。
1ヶ月に最低20本もTUTAYAでDVDを借りる僕だって
仕事中に「ちょっと見てくる」なんて
観に行かないですよ。
どんだけお前らビデオ観たいんだ、と。

「俺がアウトっつったらアウトなんだよ!
 文句言うな!」って一括して追い返しなさい。
ビデオ観に行って
「アウトと判定しましたが、せ、セーフとして
 試合再開致します」とか言うのは
「すいません、目が節穴でして
 よく見えてませんでした。ごめんなさい無能で」
と自己紹介してるようなもんですよ。
コリジョンルールの関係有無にしても
一発で判定して欲しい。
「アウトー!」
「ちょっとちょっと!コリジョン……」
「うるせー!
 そんなことは百も承知で
 ジャッジしてるわい!」
って、審判の威厳を見せて欲しい。

横柄になれ、ということではありませんよ!(笑)
もちろんちゃんとした審判をするという条件の下です。
でも「審判、ちゃんと公平で的確なジャッジをしろ」
なんて言わなくても当たり前じゃないですか。
それが仕事なんですから。

もうこれ以上、審判がコロコロ判定を変えるなら
高性能カメラをあちこちに設置して
機械やロボットに判定させた方がいい。
人間味があるから人間に審判させているのに。
優柔不断という人間味は
審判という職業にとってはデメリットしかありません。
 
「コリジョンルールで一番困っているのは審判」
なんてよく言います。
でもそれは自業自得ではないでしょうかね。

コリジョンに至っては
「審判団のせいでみんな困っている」
が正解ではないでしょうか。

野球やったことないのかな?
審判団にキャッチャー経験者1人もいないのかな?
本当にそう疑っちゃいます。